富山で飲み食い・おぼえ書きブログ

富山で見つけたおいしいお店やこじゃれたお店を書いていく、富山なグルメのブログなんだ。どこへ行ったか忘れてしまわないようにね。 わたしの好みだから、「それはちがう」とか言わないでいただきたい。 ときには、旅した記録も、書き残すことにするよ。

タグ:高岡

 山町筋の散策を終えたボクは、ランチを食べようと思って、駅に向かって歩いてみたんだ。何となく歩いていたら、高岡大仏に巡り合ったよ。

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88_31←ここへ行けば富山にくわしくなれるよね

 入り口の看板には「日本三大佛 高岡大佛」の文字。三大仏像といえば、一に奈良の大仏、二に鎌倉の大仏、っていうのは誰もが納得するところだけど、三番目はどれといわれると、諸説があるんだって。


 江戸時代は、京都の方広寺にあった大仏が三尊目に数えられていたのだとか。方広寺とは、そもそも豊臣秀吉が大仏を安置するために建てた寺で、子の秀頼が奉納した鐘に刻まれた銘の中に「国家安康」の文字があったことが、大阪の冬の陣の引き金となったことでも知られているよね。

 方広寺の大仏は、高さが19mもあったといわれ、奈良の大仏よりも高さがあったというから、当時は日本一の大きさがあったんだ。でも、江戸時代の中ごろには焼失してしまい、その後再建された大仏は、上半身しか作られず高さも低くなったことから、三大仏には数えられなくなったというよ。その大仏も、昭和48(1973)年に火事で焼けて、なくなってしまったんだって。

 もし、今でも残っていたなら、方広寺の大仏も、由緒正しき日本の遺産となっていたことだろう。

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 戦前には、兵庫大仏という大きな大仏があって、第3の大仏として知られていたみたいだけど、第2次世界大戦中に供出されて、なくなってしまったんだとか。

 一方、昭和8(1933)年高岡銅器の職人の技を集めて建立された高岡大仏は、供出の危機を乗り越え、生き残ることができたよ。今では、高岡市民の宝、富山県民の宝として大切にされているってわけ。この慈愛に満ちた表情は、日本三大仏の一角を担うにふさわしいよね。

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 木造の岐阜大仏とか、平成に再建された兵庫大仏とか、昭和52(1977)年に建立された東京大仏とか、第3を名乗る大仏はけっこうあるみたいだけど、歴史と伝統文化の集約という観点では高岡大仏に勝るものはないのだ
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 高岡の老舗和菓子店「大野屋」のある交差点から、東に向かって少し歩くと目に入るのが「山町ヴァレー」。山町筋の一つ、小馬出町(こんまだしまち)にあった昔の商家を、リノベーションしてオープンした複合商業施設だよ。

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 表の建物を通り過ぎれば、奥には、ゆったりした中庭があるんだ。それに面して蔵がいくつもあって、ネイル屋さん、タイ古式マッサージ屋さんといったテナントが入っているんだ。

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 こちらは、表の建物の中。昭和初期風の造りで、何ともレトロな、それでいてモダンな空間なんだ。

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 かつて使われていただろう棚がそのまま残されていて、それが、渋めのインテリアになっているんだ。タチカワペンの看板が、とってもいい感じ。

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 中庭は、とても開放的な雰囲気が、すごくいい感じなんだよね。天気のいい日には、この椅子に腰かけてのんびりしたいものだ。

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 こちらは、ペレットストーブ屋さんの蔵。モデルルームみたいになっていて、こんな空間で暮らしてみたいと思ったよ。

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 クラフトビールが飲めるテナントもあったけど、この日は、ランチタイムが終了していて入れなかったのが残念だったのだ。
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 高岡で祭りといえば「御車山(みくるまやま)祭」。毎年、5月1日に行われる、高岡中心街の山町筋の各町が大きな山車を引きまわる祭りだよ。この日、高岡の街歩きをしていたボクは、守山町にある、この山車を展示した博物館「高岡御車山会館」に、寄り道してみたんだ。

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 この御車山は、国重要文化財に指定されているんだ。豊臣秀吉が使用した御所車を前田利家が譲り受けたものと伝えられているんだって。

 加賀藩2代目藩主の前田利長が、高岡の町を開町したときに町民に与え、それ以来、山町筋と呼ばれる10カ町が代々受け継いできたんだって。ざっくり400年も前からある山車だってことだね。すごーい。

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 上にのっている鳳凰の見事なこと。車輪一つとっても、丁寧な彫刻と金細工に高い技術が必要なことは言うまでもないよね。この豪華絢爛たる御車山があるおかげで、高岡の伝統工芸は維持されてきたのかもしれないね。

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 これは、木舟町の御車山に乗っていた昔の鉾留「胡蝶」。今のとは、同型、同サイズというけど、実に大きく素晴らしき逸品だね。蝶をリアルに大きく再現すると、モスラに見えてしまうのは、ボクだけではないはず

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 こちらは、上から見たところ。山車は、新湊でも城端でも高山でも見たことがあるけど、御車山からは、厳かな雰囲気を感じるところが、他の山車とは違ったところ。 

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 2階には、立派なシアターがあって、高岡市制作の御車山祭を紹介する映像が見られるよ。内容は、とても分かりやすくて、祭りの歴史がよく伝わってきたな。でも、次に作り直すときには、もうちょっとエンタメ要素を入れ込んだ方がいいなと思ったり

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※町の名前が間違ってたから、直してみたよ。これであってるのかな?教えてくださったkomeさん、ありがとね。
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 それは、高岡の街を散策に訪れた日の話。鋳物の街金屋町を後にしたボクは、もう一つの歴史的地区、山町筋を訪れることにしたんだ。

 かつての、高岡の金融の中心としてにぎわったエリアには、大正時代初期に建てられた旧富山銀行本店が「赤レンガの銀行」として、今でも、でんとそびえ立っているよ。

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 その向かいには、「高岡御車山会館」。こちらも表は土蔵造りの渋い構え。

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 「高岡信用金庫本店」は、新しく建て直されたものだろうけれど、土蔵造りの様式を残していて、周囲の景観とマッチするように造られているんだ。

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 「松匠」は石場建という昔ながらの工法での住宅を建てている建築屋さん。歴史ある通りにある住宅屋さんは、その建て方まで伝統的方法をとっているのが面白いね。

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 土蔵の街を西に歩いて、高岡郵便局があるT字路を右に曲がると見えてくるのが、明治・大正時代の偉人、高峰譲吉の生家跡に造られた「高峰公園」。みんな、高峰譲吉って知ってる?

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 高峰譲吉というのは、江戸時代末に高岡に生まれた化学者で実業家。『ジアスターゼ』という消化酵素を抽出して『タカジアスターゼ』と命名した人物なんだ。『アドレナリン』を発見した人物としても知られていて、高峰先生の発見した物質は、薬品として現在でも販売されているという素晴らしき人物。

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 この薬品のおかげで、アメリカで巨万の富を築いた高峰先生は、首都ワシントンを流れるポトマック川ほとりの桜並木を寄贈した人物としても知られているよ。アイディアを出したのはシドモアという紀行作家だけど、実際に寄贈したのは高峰先生ってこと。

 最初にアメリカに苗を贈ったときには、検疫で病害虫が見つかって、全部焼却処分されたんだって。ところが、高峰先生は決してあきらめず、苗木の選定や育成、土壌の手入れなんかを徹底して、再度アメリカに贈ったんだっていうよ。この時の桜は、「これほど完全な輸入植物をいまだかつて見たことがない」と、検疫官や検査官から称賛されたっていうから、何とも素晴らしいお話。

 東京では、戦中に桜の木が伐採されてしまったんだけど、戦後復興されることになって、このワシントンの桜が逆輸入されたんだって。今、墨田川や荒川のほとりに咲いている桜は、高峰先生が贈った桜の末裔だってことだね。

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 そんな素晴らしき人物が富山から出たとは、何とも素敵なお話ではないか。高峰先生自身は、お父上が加賀藩の御典医だったこともあって、幼いうちに金沢に移り住んだというけど、こうして今でも生誕地が大事にされていることは素晴らしい。

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 彼の地には、銅像も飾ってあるんだ。

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 なんとも立派な身姿。

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 渋沢栄一と一緒に今の日産化学を創設したり、黒部川沿いで日本初のアルミニウム製造事業を推進したり、黒部鉄道や宇奈月温泉の礎となった黒部温泉株式会社を設立したりと、富山の産業の発展にも力を尽くしたんだ。

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 公園のお隣には、コミュニティセンターが建っているんだけどね、

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 その入り口が「高峰譲吉資料館」になっているんだ。高峰先生の業績がパネルで展示されているよ。

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 アメリカで住んでいた日本建築と庭園が模型で再現されていたんだ。こんな場所をアメリカに造れるとは、何たる資金力、と思うばかり。

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 何といっても、偉大な人物だよね。

※町の名前が間違ってたから、直してみたよ。これであってるのかな?教えてくださったkomeさん、ありがとね。
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 この日訪れた「高岡市鋳物資料館」のお隣に、なんだか古道具屋さんぽい、渋めのお店があったんだ。店先には「まちの駅 鐵瓶屋」の看板。何があるんだろうと思って入ってみたよ。

 中には、立派な鉄瓶がいっぱい並んでいたんだ。岩手産の南部鉄瓶を筆頭に、全国から名立たる名工の逸品を集めて売ってるお店だったよ。鉄瓶というのも、鋳型に鉄を流し込んで作る鋳物の一種なんだって。鋳物つながりでお店を出したってことかな。

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 一つ一つ形が違っていて、それぞれが味わいのある形を持っていて、何とも魅力的な逸品ばかりだったよ。それだけに、20万円、30万円というのはざらで、さらに高価な品々も並んでいたんだ。

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 文字通りピンからキリまで大量に並んだ鉄瓶群。これだけあれば、壮観というしかないよね。思わず、一瓶買いたくなったけど、残念ながらオール電化な我が家では、お湯を沸かすことはできないと思いいたってあきらめたのだった。

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 この鉄瓶に満ちた空間は、なかなかに落ち着くんだよね。いいお店に入ったと思ったよ。

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 鋳物の街、金屋町の中ほどにあるのが「鋳物資料館」。前まで来てみると、以前にも訪問したことがあると思いだしたよ。入り口近くには、鋳物工場の工程を体験できる無料スペースがあるけど、奥の作品展示コーナーは有料。

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 こちらは、銅鑼(どら)だろうか。元禄9年の文字が見えるけど、江戸時代から綿々と大切にされてきたものみたいだね。

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 高岡でどのように鋳物が始まったかを、わかりやすく解説していたよ。説明してくれるのは、高岡市のマスコットキャラ「利長くん」と『家持くん』。

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 砂や鉄などでつくった鋳型に溶かした金属を流し込んで作るのが鋳物。高岡銅器というくらいだから、高岡では、銅を使った鋳物が生産の中心みたい。

 色が多彩なのは、煮たり焼いたり薬品をかけたりと実に様々な方法で、着色するから。古来よりいろんな方法で試してみて、それが伝統工芸として綿々と受け継がれているんだね。

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 かつて加賀藩領だった時代の地図。

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 この界隈の鋳物師は、開町したときにと家から移り住んできた人々。

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 ここで、こんなチケットを発見。5枚つづりで700円チケットは、この資料館で2枚消費。2軒回って、入場料合計が700円を越えれば、お得ってことなんだ。

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 こちらは無料で見られるスペース。前田利長がかぶっていたという「銀鯰尾兜(ぎんなまずのおかぶと)」をレプリカで作ったときの砂型や、出来上がった兜が展示されているよ。ここにくるだけでも、高岡の鋳物の偉大さがわかるのだ。

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 まぁ、時間があったら寄ってみるがよかろう(笑)。

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 この日、高岡の街歩きにやって来たボクは、万葉線を片原町電停で下りたんだ。そしたら、そのすぐ前に、何やら雰囲気のある素敵な焙煎コーヒー屋さんを見つけたんだよね。お店の名前は「珈琲舎談話室」。名前からしていかにも老舗。

 11時までは、一人100ℊまで半額というサービスをやっていたから、これはもう買うしかあるまい。一番お高い『DRCマウンテン』という銘柄を豆で購入したよ。

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 お店の中のショーケースから袋詰めして真空パックにしてくれるんだ。作業の間、カップコーヒーで時間待ち。香り豊かで、酸味少なく程よい苦みのコーヒーが、いい感じだったよ。

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 お店の奥がコーヒースタンドになっていて、お店の人が入れたコーヒーを楽しむことができるよ。そんな風に時を過ごすのもいい感じだね。

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 『DRCマウンテン』のDRCって、なんだろ、と思って調べてみたんだ。どうやら、「コンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo)」の省略みたいだよ。赤道直下のアフリカ中部にあるこの国は、地下資源は豊かだけど、内戦や政権腐敗などの影響で、世界の最貧国の一つに数えられているもよう。

 かつては「ザイール」と呼ばれていた国といえば、わかる人は増えるかな。いわゆる「コンゴ共和国」とは全く別の国なんだって。この国を支援する活動があるみたいだから、コーヒーの輸入もその一環なのかも。
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 この間、この店を訪れたとき、お客さんの多くが食べてたのが『かつカレー』。その時の記憶がどうしてもぬぐい去れなくて、再び訪れてみたよ。お店はもちろん、高岡の老舗食堂「ますや食堂」。

 かくして注文した『かつカレー』がこちら。みそ汁付きだったけど、カレーとはミスマッチだよねぇ(笑)。

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88_31←富山のいろいろを知りたい人は、ここを見てね〜

 このカレーがねぇ、全くもって素敵な味わいだったんだ。

 昭和な頃、ホテルのレストランで頼んだときにでてきたようなカレー。辛さはあまりないんだけど、後味がとてつもなく深いカレー。よくよく煮込んで柔らかくなった肉と野菜の旨味が、見事にとけこんでいるカレー。「なるほど、人気があるのもなっとく〜」と心の中で大きくうなずきながらいただいたよ。

 肉がけっこうたくさん入っていて、それだけでも素晴らしかったのに、大きなカツがまた、カレーを食べる楽しみを倍増してくれるんだよね。さっくり揚がって身も厚いカツがのっていると、カレーの美味しさは、4倍増し、10倍増しとなるんだ。

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 この日は、平日で、ランチタイムをちょっとすぎたところだったせいか、お客さんもまばら。この店でも、こんなに落ち着いて食べることができるんだね

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 天丼もオムライスもおいしそう。

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 たくさんメニューのある店だから、いろいろ試してみたいものだと思ったよ。

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