この日は、伊豆大島からジェット船に乗って新島にやってきたんだ。
ボクは、どこか知らない街、初めて訪れた街に博物館があれば、できるだけ訪れるようにしているんだ。新島にも、中心集落の外れに「新島村博物館」があると聞いたから、訪れることにしたよ。
ジェット船が着く新島港からは、中心街を通り抜けて反対側。先に訪れた「湯の浜露店温泉」「新島ガラスアートセンター」は、港よりもさらに中心街より遠くにあったから、それらの場所からは、1時間ほど歩いて反対側へと進んだところに、博物館はあったよ。行くだけでも大変だったんだ。
かくしてたどり着いたのがこちら。2階建てのなかなか立派なサイズの博物館だったよ。

新島、式根島の土地の成り立ちや、縄文期からの遺跡発掘の状況、江戸時代の民家の再現模型などなど、ツボを押さえた展示がなされていて、見ごたえのある博物館だったんだ。
中でも、流人に関する展示は、他の博物館では見ることがないだけに、面白かったよ。この島には、1333人の流人が流されてきたそうで、江戸時代のその記録はすべてそろってるんだって。お役を務めていた武士たちは、実に勤勉だったと思うね。
それ以前の記録、特に、鎌倉・室町期の記録はほぼ存在しないそうで、そんな中、豊臣秀吉が島に配った「禁制(軍勢による住民への乱暴狼藉・放火・田畑の収穫物奪取などを禁止し、違反者には厳罰を科すことを記した書。支配地の生活保護を図ろうとした。)」が存在しているのは、素晴らしいと思ったよ。秀吉の書、ということで、大切にされていたのかな。

新島といえば、「くさや」だよね。伊豆諸島ではどこの島でも作ってるみたいだけど、発祥は、この新島だとされてるみたい。塩が少なかった時代、魚を長く保存して食べようとした、人々の知恵の結晶だよ。

手動の消防ポンプは、きれいに手入れされて、今でも使える感じ。

再現された江戸期の民家の様子は、「利島村資料館」の民家の様子よりもかなりリッチに見えるんだ。生活の豊かさの違いが、現れている気がするね。

棒受網漁を再現した巨大な模型は、様子がよくわかってなるほどだったよ。

2階には、日本のサーフィン史をたどる展示があったんだ。新島といえば、プロのサーフィン大会が開かれるほどのサーフィンのメッカだからね。左端のボードは、日本人ボーダーが1960年代に使っていた自家製ボード。こうして、残されてることに、大きな価値があると思うよ。

こちらは、1960年代の国産サーフボード。外国産の半値ぐらいで売られたそうで、当時の人には、画期的な出来事だったみたい。

島の名産、コーガ石に関する展示もあったよ。

この石に高熱を加えると、透明なオリーブグリーンのガラスになるとは、まったくもって驚き。それを最初に見つけた人は、さぞかし、うれしかったことだろうね。

中心街には、このコーガ石を道路脇の壁に張り巡らした「コーガ石波ロード」があったよ。

庭の壁も、家の壁も、車庫の壁も、すべてコーガ石でできていたんだ。生垣にするよりも、安くて頑丈なんだろうと思ったよ。

こちらは、中心街から「新島村博物館」へと向かう道。けっこうな森の中を抜けていく坂道なんだ。

博物館の前には、移築された蔵や古民家があったよ。蔵もやっぱりコーガ石製。

ネズミも泥棒も寄せ付けない雰囲気だね。

古民家は、茅葺の木造。扉を開け放すと風が吹き抜けるようなつくりは、沖縄の古民家と構造が似ているね。さすが島の家だな、と思ったよ。

一番奥の間には、棚をはさんで仏間と床の間。

囲炉裏があって、そこがふだんのくらしの間だったのは、本土の古民家と同じだね。

2階には、蚕を飼う部屋があったんだって。養蚕も、島の大事な産業だった時代があるんだね。

驚いたことに、神棚が2つもあるんだよね。伊豆諸島には、年に1日、物忌みの日があって、家にこもる風習があったんだって。家の神様が、やってくる神様をお迎えし、あるいは、お送りするために、2つの神棚が設けられているのだとか。

仏壇と床の間の配置も、独特だよね。この配置が特別なものではないことが、中心街で雑貨屋さんに入ったときに見せてもらった、その家の造りからもわかるよ。

こちらがその雑貨屋さん。お店の名前は、「OIGIE SHOP & OFFICE」。築100年の古民家をリノベーションして営業しているお店だよ。

こちらは、普段はオフィスとして使ってるスペースなのかな。博物館の古民家とはちょっと間取りがちがうけど、奥の端に仏間があって、床の間と棚があるところは同じ。

仏壇というよりは、位牌が並べているところが、ご先祖様一人一人を祀っている感じが強いのだと思ったよ。

そして、ちゃんと神棚も2つあったのだ。

これも、今は廃れた、昔の島暮らしの習俗を残したもの。網をしまっておく網納屋だよ。

こういう納屋が、昔は、海岸沿いに点在していたんだって。

←よそのことより富山のこと、って思う人は、ここをタップするがよい。
ボクは、どこか知らない街、初めて訪れた街に博物館があれば、できるだけ訪れるようにしているんだ。新島にも、中心集落の外れに「新島村博物館」があると聞いたから、訪れることにしたよ。
ジェット船が着く新島港からは、中心街を通り抜けて反対側。先に訪れた「湯の浜露店温泉」「新島ガラスアートセンター」は、港よりもさらに中心街より遠くにあったから、それらの場所からは、1時間ほど歩いて反対側へと進んだところに、博物館はあったよ。行くだけでも大変だったんだ。
かくしてたどり着いたのがこちら。2階建てのなかなか立派なサイズの博物館だったよ。

新島、式根島の土地の成り立ちや、縄文期からの遺跡発掘の状況、江戸時代の民家の再現模型などなど、ツボを押さえた展示がなされていて、見ごたえのある博物館だったんだ。
中でも、流人に関する展示は、他の博物館では見ることがないだけに、面白かったよ。この島には、1333人の流人が流されてきたそうで、江戸時代のその記録はすべてそろってるんだって。お役を務めていた武士たちは、実に勤勉だったと思うね。
それ以前の記録、特に、鎌倉・室町期の記録はほぼ存在しないそうで、そんな中、豊臣秀吉が島に配った「禁制(軍勢による住民への乱暴狼藉・放火・田畑の収穫物奪取などを禁止し、違反者には厳罰を科すことを記した書。支配地の生活保護を図ろうとした。)」が存在しているのは、素晴らしいと思ったよ。秀吉の書、ということで、大切にされていたのかな。

新島といえば、「くさや」だよね。伊豆諸島ではどこの島でも作ってるみたいだけど、発祥は、この新島だとされてるみたい。塩が少なかった時代、魚を長く保存して食べようとした、人々の知恵の結晶だよ。

手動の消防ポンプは、きれいに手入れされて、今でも使える感じ。

再現された江戸期の民家の様子は、「利島村資料館」の民家の様子よりもかなりリッチに見えるんだ。生活の豊かさの違いが、現れている気がするね。

棒受網漁を再現した巨大な模型は、様子がよくわかってなるほどだったよ。

2階には、日本のサーフィン史をたどる展示があったんだ。新島といえば、プロのサーフィン大会が開かれるほどのサーフィンのメッカだからね。左端のボードは、日本人ボーダーが1960年代に使っていた自家製ボード。こうして、残されてることに、大きな価値があると思うよ。

こちらは、1960年代の国産サーフボード。外国産の半値ぐらいで売られたそうで、当時の人には、画期的な出来事だったみたい。

島の名産、コーガ石に関する展示もあったよ。

この石に高熱を加えると、透明なオリーブグリーンのガラスになるとは、まったくもって驚き。それを最初に見つけた人は、さぞかし、うれしかったことだろうね。

中心街には、このコーガ石を道路脇の壁に張り巡らした「コーガ石波ロード」があったよ。

庭の壁も、家の壁も、車庫の壁も、すべてコーガ石でできていたんだ。生垣にするよりも、安くて頑丈なんだろうと思ったよ。

こちらは、中心街から「新島村博物館」へと向かう道。けっこうな森の中を抜けていく坂道なんだ。

博物館の前には、移築された蔵や古民家があったよ。蔵もやっぱりコーガ石製。

ネズミも泥棒も寄せ付けない雰囲気だね。

古民家は、茅葺の木造。扉を開け放すと風が吹き抜けるようなつくりは、沖縄の古民家と構造が似ているね。さすが島の家だな、と思ったよ。

一番奥の間には、棚をはさんで仏間と床の間。

囲炉裏があって、そこがふだんのくらしの間だったのは、本土の古民家と同じだね。

2階には、蚕を飼う部屋があったんだって。養蚕も、島の大事な産業だった時代があるんだね。

驚いたことに、神棚が2つもあるんだよね。伊豆諸島には、年に1日、物忌みの日があって、家にこもる風習があったんだって。家の神様が、やってくる神様をお迎えし、あるいは、お送りするために、2つの神棚が設けられているのだとか。

仏壇と床の間の配置も、独特だよね。この配置が特別なものではないことが、中心街で雑貨屋さんに入ったときに見せてもらった、その家の造りからもわかるよ。

こちらがその雑貨屋さん。お店の名前は、「OIGIE SHOP & OFFICE」。築100年の古民家をリノベーションして営業しているお店だよ。

こちらは、普段はオフィスとして使ってるスペースなのかな。博物館の古民家とはちょっと間取りがちがうけど、奥の端に仏間があって、床の間と棚があるところは同じ。

仏壇というよりは、位牌が並べているところが、ご先祖様一人一人を祀っている感じが強いのだと思ったよ。

そして、ちゃんと神棚も2つあったのだ。

これも、今は廃れた、昔の島暮らしの習俗を残したもの。網をしまっておく網納屋だよ。

こういう納屋が、昔は、海岸沿いに点在していたんだって。

←よそのことより富山のこと、って思う人は、ここをタップするがよい。

。












。
)、これは借りるに限るでしょ。













































なのに、その中井さんが撮る写真の繊細さ、美しさに感嘆した覚えがあるんだ。












。


。















