利尻を周回する路線バスに乗っていると、
ときどき見かけるのが、
海に面した、
畑のような四角いスペース。

農地ではない。
利尻には、
農地は全くと言っていいほど見当たらない。


利尻では、11月には雪が積もり始め、
その雪は4月まで消えないという。
寒さが厳しくて、
農業には向かない気候なのだろう。

利尻は、
利尻山が噴火した溶岩や火山灰でおおわれた島。
野菜を育てる表土がほとんどない。
農業には向かない土壌なのだろう。

何より、昆布やウニのような海産物が
圧倒的な収益を上げるため、
わざわざ苦労して
農地を開拓する必要がなかった。

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88_31←応援ありがとう。

四角いスペースには、
砂利が敷き詰めてある。
ネットもかけてあるようだ。

どうやら、このスペースで
昆布を干すらしい。
砂や汚れがつかないように、
砂利の上に昆布を並べて干す。


早朝に水揚げされた昆布は、
人力で、この干場(かんば)に、
一枚ずつ並べていくのだとか。

人手が必要なので、
ご近所総出で、その作業を行うのだと聞いた。
今日はあの家の干場、明日はあの家の干場と、
協力し合うのだという。

干場を巡り歩く
「干し子」のアルバイトもあるようだ。

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ここにもまた、
北の海の離島の生活があった。

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