かくしてわたしは、
北海道北西の日本海に浮かぶ離島、
「利尻島」へとやって来た。

外周60�卍�度の円形の島。
中央には、標高約1700mの『利尻山』がある。
その美しい姿から『利尻富士』とも呼ばれ、
たくさんの人が、登頂にやってくる。


利尻山は、今は活動していない火山。
だから、島全体が、火山地形だったりする。

冬は厳しく、雪に閉ざされた期間が、
年に5か月にも及ぶという。

それらの理由からか、
島には、農地がほとんどない。
人が住んでいないところは、
ほぼ、森か草原になっているのだ。

おかげで、
大変自然の豊かな島になっている。
この自然を楽しみに、
たくさんの人がやってくる。


名産といえば、
言わずと知れた『利尻昆布』。
近ごろでは『うに』の産地としても有名である。

島の人口は、約4000人。
利尻富士町、利尻町という、
2つの自治体がある。
人々は、
島の外周に沿った道路沿いに
集落を造って生活している。

従って、島の主な産業は、
観光業と漁業ということになる。


これらが、
利尻島に渡る前に、
自分が知っていた情報。

実際に生活してみると、
実にたくさんのことを知った。

例えば、豊かな自然とは?


島で一番大きな街、
鴛泊(おしどまり)のはずれにあるのが、
「夕日ヶ丘展望台」。

登り口には駐車場があり、
車で訪れる観光客が、頂上を目指す。

このごつごつした形状が、いかにも火山地形。

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88_31←応援ありがとう。

15分程度も登れば、頂上に着く。
頂上からは、360度のロケーション。

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礼文島方面を眺めれば、
「富士野園地」から「ポンモシリ島」が目に入る。

こちらの方角に、
日が沈んでいくのだという。

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反対側を見れば、
鴛泊の街と利尻富士。
なかなかに、壮大な眺めだ。

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縦長に、利尻富士をアップに写してみた。
鴛泊の街は、緩やかな斜面に立地する。

ここに来るまでは、
利尻島で人が住んでいる場所は、
平らな平地なのだと、勝手に思っていた。

実際には、緩やかに上ったり下ったりしていて、
意外に移動するのは大変だったりする。

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展望台のてっぺんで、
北海道のご当地飲料「ヨーグルッペ」をいただく。
爽やかな飲み口が心地よいドリンクだった。


北海道のご当地、と書いたが、
宮崎県南日本酪農協同が、
生み出した飲み物らしい。

北海道の日高乳業は子会社で、
そちらでも、作りだしたのだとか。

かくして、南九州と北海道の
ソウルドリンクとなった。

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山腹には、
オレンジ色に咲く「エゾカンゾウ」の群生。

一つの花が1日でしぼむという、
命の短い花だと、島の人から聞いた。

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この場所で、ぼんやりと30分以上の時を過ごす。
沖合を行くフェリー。

海を見ていた午後、といった感じだ。

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「夕日ヶ丘」というくらいなのだから、
夕焼けがどのくらい美しいのかを、
後日、確かめに来た。

こちらが、その時の風景。
「ポンモシリ島」が、
シルエットになってしまっている。

夕日の下に見えるのは、
「礼文島」の島影。

海に照り返す夕日は、
確かに、とても美しかった。

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この夕陽を見に、
天気の良い日はたくさんの人が訪れる。

日が沈むまで、
みんなで見守っていたのだった。

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