それは、徳島の秘境「祖谷のかずら橋」近くで
1か月過ごした日々のお話。


わたしがお世話になっていたのは、
「祖谷のかずら橋」まで歩いて10分ほどにある
「新祖谷温泉 ホテルかずら橋」という名のホテル。

幹線通り沿いにあって、
「祖谷のかずら橋」の最寄りという、
交通アクセスの素晴らしきホテルなんだ。

そのせいか、
お客さんの半分以上をインバウンドが占めるという、
国際的に人気のあるホテル。


かつては、冬の間は、
お客さんが少なかったこともあるらしい。
今は、外国人が一年中訪れるから、
あえて月に1回、休館日を設けるほどの人気。

従業員が一斉に休んで英気を養い、
モチベーションを高めて、また営業する。
働き方も現代的なホテルなんだ。

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88_31←わたしを応援してくださって、ありがとう。

では、
どうしてそんなに外国人が訪れるのかというと、
それには、ちゃんと理由がある。

徳島県祖谷地方は、2023(令和5)年、
オランダの国際的な認証団体
「グリーン・デスティネーションズ」から
「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれたのだとか。

3年ごとにかけ替えられる「祖谷のかずら橋」
伝統技術の継承と観光資源の保護が両立しているところが、
高く評価されたのだという。

「SDGsな観光地」というのは、
けっこうニッチな情報ではあるが、
それが、世界的規模となれば、
少なからぬ人数の関心を集めることになる。


そういう人々が、「祖谷のかずら橋」を訪れる。
宿泊するとなれば、
「ホテルかずら橋」が、
第一の選択肢となるのだろう。

なにしろ、このホテルもまた、
日本の伝統的な宿のスタイルを維持しつつ、
現代風にアップデートした、
「SDGsなホテル」なのだからね。


このホテルの魅力の一つが、
『天空露天風呂』

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ホテルからの専用ケーブルカーが、
山上にある露天風呂につながっている。

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何しろ、この高さを登っていくのだ。

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和にしつらえられたケーブルカーの
趣きも素敵。

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ものの1分で、
山上駅にたどり着く。

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屋根のついた石畳を進むと、

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そこが、『天空露天風呂』の入り口。
男湯は『雲海の湯』と名付けられている。

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その名の通り、日によっては、
露天風呂から雲海が眺められる。

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この日も、ゆったりと雲が流れていた。
幻想的だろう?

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とてもレトロ感のあるスペースだが、
シャワーといった設備は、
最新にアップデートされている。
不調もなく、手入れが行き届いている。

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ぬる湯の張られた小さな浴槽が2つ。
ここもまた、長湯ができて気持ち良い。

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雲海に包まれた祖谷の風景を眺めながらつかっていると、
時が経つのをすっかり忘れてしまうのだ。

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風呂から上がれば、東屋でひとやすみ。

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古民家を移築した東屋は、
囲炉裏が設けてあって、
これまた落ち着いた空間。

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後に回ると『足湯』が設けてあって、
風呂につからなくても、温泉が楽しめる。

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鹿威しも置いてあって、
日本情緒に満ちた空間なのだ。

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このホテルのもう一つの魅力は、
日本情緒にあふれたレストラン。

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全てのテーブルに囲炉裏が設けてある。

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祖谷の郷土料理、
『鮎の塩焼き』『でこまわし』が、
会席料理の焼き物として提供される。
炭で焙って熱々なところをいただける。

他にも、
『そば米雑炊』
『鮎の造り』
『祖谷そば』
などなど、
祖谷ならではの美食を楽しめる会席料理は、
このホテルの大きな魅力なのだ。

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1階のロビー横には、喫茶スペース。
夜には、ワインバーとなる。

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ここにも、
奥祖谷「かかしの里」で造られた
かかしが鎮座していた。

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ロビーに貼られた地図には、
お客様が、自分の故郷に旗を立てていく。

それも、世界地図、アジア地図、台湾地図。
香港、台湾はもちろん、
ヨーロッパ地図の旗も、かなりの数にのぼる。


オーストラリアからは、
サイクリストの団体旅行が、
定期的にやってくる。

祖谷の地を自転車で巡り、
「ホテルかずら橋」に宿泊して、
日本の味と湯を楽しむのだ。

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充実したお土産コーナー。
『祖谷そば』『すだち果汁の瓶詰』など
祖谷の名産が手に入る。

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タオルや浴衣といった、
ホテルオリジナルのグッズも魅力的。

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一見、ポップな文字のトートバッグだが、
よく見ると、
「ホテルかずら橋」を象徴する
ボンネットバスやケーブルカーが
デザインされている。

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ホテルに向かって右手には、
看板の横に湧水がある。

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ホテル後ろの山上にあるのが「善徳天満宮」
ここに伝わる「神代踊」は、
西暦888年、讃岐の守だった菅原道真公が、
大干ばつに困窮していた農民のため、
雨乞いの祈願として行ったのが始まり、
と伝えられている。

「天神さんの御敷水」は、
その山体から湧き出ている。

冷たくて美味なる水をいただけば、
心が洗われる気持ちがするね。

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「ホテルかずら橋」のすぐ目の前には
四国交通のバス停がある。

JR大歩危駅前から「かずら橋夢舞台」行きに乗れば、
ここまで連れてきてくれるのがありがたい。

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「夜のかずら橋ライトアップツアー」で活躍するボンネットバス。
古い古いバスだが、これもまたよく整備されている。

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現代とレトロが一体化した、
素晴らしき「ホテルかずら橋」


「おてつたび」では、
わたしのような「おてつびと」をたくさん受け入れ、
リピートする人も少なくない。

ホテル自体のホスピタリティの高さも
また素晴らしい。
スタッフの「お客様第一」という思いが、
ホテル全体に満ち満ちている。

わたしたち「おてつびと」
柔軟に受け入れて、
気持ちよく、支え合って仕事ができるよう、
とても細かく配慮してくださった。


それらが相まって、
「ホテルかずら橋」は、
今年から表彰が始まった
「第1回おてつたびアワード」を受賞した。

お客さまも、WEBサイト「おてつたび」も、
わたしたち「おてつびと」も、
誰もが認める、素敵なホテルなのだ。



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