それは、徳島の秘境「祖谷のかずら橋」近くで
1か月過ごした日々のお話。


「こんぴらさん参り」を済ませ、
長い階段を下ってきたわたしは、
表参道のお店で一休みすることにした。

こんなときには、
スタイリッシュなカフェよりも、
昔ながらの茶店の方が、
気分が盛り上がるだろう?

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88_31←わたしを応援してくださって、ありがとう。

「こんぴらさん」の階段へとつながる表参道は、
江戸の昔から、
さぞかしにぎわいのある場所だったのだろう。

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日本中から訪れた人が、
門前の宿にわらじを脱ぐ。

今でも、
こんな渋い造りの宿が残っているのだ。

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道標は、現代風に作り変えられていた。
スピーカーからは、何の音が出る?

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そんな中、一休みしたのがこちら。
「灸まん本舗石段や本店」である。

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中に入れば、
右半分は、昔ながらの茶店風。
縁台に座っていただくスタイルが
時代劇っぽくて、よいではないか。

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いただいたのは、『お茶菓子セット』

お店の看板商品『灸まん』『栗羊羹』に、
緑茶が添えてある。


江戸の昔にも、
参拝を済ませた人々が
疲れを癒したであろう茶店に腰かけて、
同じ空間を共有しながら、
茶をすする。

その感覚が、何ともたまらない。

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お灸の「もぐさ」の形を
模して造ったまんじゅうだから
『灸まん』

「本舗石段や」の店のルーツは、
1765(明和2)年に開業した旅籠「麻田屋久八」。
宿泊客に据える「金毘羅灸」が、
名物として有名だった。

その後、茶店に商売替えをするときに、
お灸の形をしたまんじゅうを考案したのだとか。


中身は、黄身あん。
皮は、しっとり。
昔ながらの名物和菓子だ。

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『あんみつ』
『わらび餅』
『ところてん』

茶店らしいメニュー。

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夏場は、『氷水』もいただけるようだ。

石段あとの『氷いちご』だなんて、
格別なのにきまっている。

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店の左半分は、
土産品の販売コーナー。

「本舗石段や」は、現在でも
参道においてもっとも古い建築の一つ。
この構えからして、そうだろうとも。

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『灸まん』は、それこそ、
さまざまな箱入りで売られている。

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写真をちょっと、加工してみた。
この色合いは、
昭和っぽくはないかい?

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琴平の街のあちらにもこちらにも、
この『灸まん』の看板がある。

琴平のお菓子といえば、
『灸まん』なのである。

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昭和の時代から、
ずっと、そうであった。

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もちろん、
現代も、これからも、
ずっと、そうであるに違いない。

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