日本各地の旅館やホテルで働きながら旅する間に、
自分の舌が変わったような気がするんだ。

何しろ、ホテルによっては、
フランス人シェフが作るまかないや、
お客様に出すのと同じ料理のまかない、
などというものを味わうことができたからね。

一流とは、こういうものをいうのかと、
毎日自分の舌を通して体験する日々を
過ごしているといっても、
言い過ぎではないと思う。


この日は、そんな自分の舌が、
かつて「絶品」と感じたものが、
今も「絶品」であり続けているかを
確かめに行ってみた。

訪れたのは、「フォックスコンコン」
この店の『カニクリームコロッケ定食(1,000円)』
あまりの美味しさに涙した日(というのは大げさかな?笑)のことは、
今でも、記憶に鮮明に残っているんだ。

1000022381

88_31←タップしてくれるとうれしいね。

熱々のコロッケは、そのままで食べても、
これだね、これ、とうなづいてしまう絶品。

1000022382

タルタルソースにつければ、
さわやかな酸味が加わってさらに絶品。

1000022383

出汁巻き玉子は、
少し甘めなところがこの店の流儀。
そして、変わらぬ味わいに安堵したのだった。


季節によって中身の変わる小鉢は、
この日は、たけのこの煮物と、
かぼちゃディップをのせた豆腐。

このちょっとした一品に、
意外と手がかかっていて、
この店の矜持を感じるのだ。

1000022384

何より、この店では、みそ汁がうまい。

みそ汁のうまい店にははずれがない、と、
つくづく感じた昼下がりだったんだ。

1000022385

つい、以前頼んだことのあるものを注文して、
全メニュー制覇には、なかなか至らない。

とはいえ、
これとしぼって、そればかり食べに行くには、
これとしぼり切れない。

そんな素晴らしきラインナップの並ぶメニューなのだ。

1000022380

絶品は、やはり絶品であった。

1000022379