今から10年前の2016(平成28)年4月。
熊本県は、大きな地震に見舞われた。
熊本地震

震源地は、阿蘇カルデラの西南にある益城町。
震度7という巨大な揺れが、
28時間の時を置いて2回も起こり、
余震は4000回にも及んだという。


阿蘇カルデラ内外も大きく揺れ、
熊本市と南阿蘇村をつなぐ「阿蘇大橋」は、
落下して通行不能となった。

現在は、「新阿蘇大橋」がかけられ、
復興はかなり進みつつあるが、
落下した「旧阿蘇大橋」は、
今でも、そのままの形で残してある。

JR豊肥本線や国道57号線からは、
その落下した橋を臨むことができるのだ。
写真に写っているのだが、わかるだろうか。

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重要な幹線道路にかかる橋だった

熊本地震は、阿蘇カルデラ周辺に大きな爪痕を残した。
この日は、熊本の友が、その震災の遺構を、
さまざまに案内してくれた。

今は、残った橋の正面に駐車場が設けてあり、
車を降りて、遺構を見ることができる。
各所が「震災ミュージアム」の一部として、
そのまま展示物となっているようだ。

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新阿蘇大橋を渡り、
旧阿蘇大橋がかかっていた、対岸に行ってみた。

さっきこちら側を見た対岸の上には、
山肌がむき出しになっているところがある。
地震の時に土砂崩れを起こした跡だという。
流れ落ちた土砂は、国道をふさいだ。

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いかにも道が続いているように見えたが
その先はない

これだけの山を崩壊させたとは、
地震のエネルギーいかに大きかったことか。

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今は土砂が取り除かれ
山が崩れないように整備されている

さらに奥へと進む。
平らになった土地に現れたのは、
スタイリッシュな博物館。

「熊本地震 震災ミュージアムKIOKU」は、
熊本地震の記憶を風化させないように設けられた。

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近代的な博物館だが 展示はけっこう生々しかった

中では、震災当時の人々の生活を記録した映像が見られる。
地震でつぶれた自動車や阿蘇大橋の看板も展示されていた。

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実物の展示はこれだけだが
地震の恐ろしさを十分に伝える

この場所には、もともと東海大学阿蘇キャンパスがあった。
その校舎が震災遺構の中心として残されている。

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白亜の校舎

一見すると、さほど壊れていないようにも見えたが、

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ここには農学部があったのだとか

近くに寄れば、
壁は落ち、
アルミサッシの窓枠も斜めに曲がっている。

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中の壁も剥がれ落ちていた

校舎の反対側に回ってみた。

こちらも一見大きな破損はないようだが、

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ここは玄関ホールだったのだろう

あちらこちらにゆがみがあり、
内部はかなりの傷みがあると思われる。

次に大きな揺れがあれば、
倒壊してしまう可能性もある。
この状態から修復するのは、
かなり困難が伴うだろう。

東海大学は、現在は、熊本空港近くに移転して、
「くまもと臨空キャンパス」として運営されている。

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いつかは荒廃してしまうのではないだろうか
と 心配になってしまった

校舎のすぐ横に、ずれた断層のひび割れが、
そのまま展示してある。
この地の揺れのひどさがよくわかる。

ほんの短い時間(数十秒だろう)で、
こんな風に大地を動かしてしまう。
猛烈なエネルギーだ。

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長さは20mくらい
見えていないところにも
ずれはつながっているのだろう

「熊本地震 震災ミュージアムKIOKU」
南阿蘇を訪れる人に、
熊本地震の歴史を伝え、
地震への備えを忘れないよう訴える。


一番見晴らしの良い場所には、
アニメ「ワンピース」のキャラクター
『ニコ・ロビン』の像が設置してあった。

作者の尾田栄一郎氏は、熊本県の出身。
「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環として、
「麦わらの一味」の像を県内各地に設置しているのだとか。

実際、
この後いろんなところで「麦わらの一味」に出会い、
その都度、なんだか元気が出た。

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ワンピースのキャラ っていうのがいい
応援されてる感じがする