栃木県の山奥にある、かつては秘湯と呼ばれていた湯西川温泉。今は、国道からいい道がつながっているけど、湯西川ダムのための取り付け道路ができた平成24(2012)年より前は、くねくねした山道を、国道から車で1時間以上かけて入ってきたというからね。

 富山でいえば、八尾町大長谷に入り込む感じ?


 こんな場所に、こんなにもたくさんの人が住む集落ができた始まりは、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落ち武者が、ここにたどり着いたことだ、という伝説が残っているんだ。

 富山でいえば、五箇山の合掌集落と同じ感じ?


 湯西川温泉の一角に、そのことを伝える「平家の里」という観光スポットがあるから、訪れてみたよ。温泉街からは、車で1分程度のすぐ近く。


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 これが、入場券を売る事務所。見事な茅葺屋根ではないか。

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 中の建物も、江戸期の造りを残した茅葺の屋根。

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 農家を再現してたり、伝統工芸品の木杓子(きじゃくし)の工房風にあしらえてあったりと、それぞれに特徴ある建物になっていたんだ。囲炉裏の形が独特だけど、この地方の特徴なのかな?

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 紅葉する木々が随所に植えこんであって、今の季節には、それがまた美しいのだ。

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 「足踏み式の唐臼」というのも残されていたよ。粟、稗(ひえ)、きびなんかの雑穀をこれでついたんだって。昭和20年代までは、現役として使われてたらしいよ。読書とか昔話とか、子供たちが、他のことをしながらついてたんだって。

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 こちらは、商家の中の様子。

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 平清盛や平敦盛の人形が飾ってあって、平家落人伝説や平家物語について、説明されていたよ。

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 一番奥にあるのは、豪農の合掌造りだろうか。

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 中には、けっこう高価な調度がレイアウトされていたよ。

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 秋の「平家の里」。思っていた以上に雰囲気のある、訪れるに値するスポットなのだ。

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 この地に「平家の里」が造られたのには、実は、ちゃんとした理由があってね。

 800年前、この場所を安住の地と決めた武将、平忠実とその家来衆一行が、武具や金銀財宝を埋めたと伝えられる場所が、「平家塚」としてこの地に残されているからなんだ。

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 今でも、この場所を大切に保存し、伝承に勤めてるということで、この「平家の里」も造られたということだね。悠久の歴史を深く感じるスポットなのだった。

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 「平家の里」の向かいには、湯葉の製造販売を行うお店、「平家ゆば」があるんだ。

 このあたりの名産品である湯葉を買うことができるし、ランチタイムには、『さしみ湯葉』『ゆば田楽』といった湯葉料理の食事もいただけるよ。

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 温泉街近くにある湯平橋のたもとには、こんな渋い造りの「会津屋豆腐店」。店の構えも素晴らしいけど、豆腐って、こんなに美味いのかと感激する、見事な豆腐を味合わせてくれるのも素晴らしい。

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 年季の入った古民家の宿「清水屋旅館」。こういう宿にも、人生で一度は泊ってみたいよね。

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 川沿いに建つ老舗のお宿は、窓からの眺めもまた美しいことだろう。

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