日光から湯西川温泉へと向かう国道121号線は、利根川の支流、鬼怒川沿いにつながっているんだ。この道を鬼怒川温泉、川治温泉と通り抜けてしばらく進むと、「五十里ダムわくわくダムダム資料館」という標識が見えるよ。

 この日は、それがどんな施設かを確かめるために入ってみたんだ。前を通るたびに、何があるのか、とっても気になっていたんだよね。資料館は、五十里ダムの管理事務所の一部。「五十里ダム」というのが、いつどんな風にできて、どんな役割を果たしているかを紹介する施設だったよ。

 前に駐車場があって、車が入れ替わりながら常に誰かが入ってくる、といった感じのにぎわい。皆さん、通りがかりだろうけれど、ダム好きがけっこう多いってことかな?

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 1956(昭和31)年に完成した五十里ダムは、当時は日本一高さのあるダムだったんだって。できてからかれこれ70年?とっても歴史のあるダムなんだね。

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 このタイプのダムは「重力式コンクリートダム」と呼ばれているんだ。とってもどっしりした堤体だね。洪水調節、農業用水の供給、発電を目的に維持されているみたい。

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 静かに水をたたえるダム湖面。

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 中には、そういう五十里ダムの歴史や現在の機能について、説明してあったんだ。緊急放水のシミュレーション、とかもできるようになっていたよ。

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 五十里ダムは、令和に入ってからも改良がおこなわれているんだって。まだまだこれからも現役なんだね。

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 気象観測の機器も置いてあって、天気予報にも役立っているのだ。

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 国道のトンネルを抜けたところに、ダムを見下ろせる展望台も作られていたよ。ダムの完成を伝える記念碑も設置されていたんだ。

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 「わくわくダムダム資料館」で、この界隈には、国土交通省が管轄するダムが、他に3つあることを知ったボクは、後日、それらのダムをぐるっと一回りすることにしたんだ。

 スタンプラリーの用紙があって、4つのダムでスタンプをもらうと、オリジナルの『ダムカードホルダー』がもらえるっていうからね。それは、張り切ってしまうではないか(笑)。




 この日は、とってもいい天気。湯西川温泉から、最初の目的地「湯西川ダム」へと向かう途中の山々は、見事に、紅葉で色づいていたんだ。

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 そして、たどり着いた「湯西川ダム」。「五十里ダム」は、鬼怒川の支流、男鹿川に造られているんだけど、湯西川は、その男鹿川からさらに分かれている川。支流の支流ってことなんだ。

 この「湯西川ダム」も「重力式コンクリートダム」。2008(平成24)年にできた、鬼怒川4ダムでは一番新しいダムだよ。五十里ダムに比べれば、まだまだ白くてピカピカのダムだね。紅葉とのコントラストが美しいのだ。

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 新しいだけあって、観光に来る人々を想定した造りになっていたよ。すぐ近くには、高台から見下ろすための階段が造られていたんだ。手すりが高低2本もついていて、子供やお年寄りなど、幅広い世代を受け入れようとしている?

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 階段の上から見下ろすとこんな感じ。

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 ダムの上部のことを『天端』というんだけど、その幅が、五十里ダムの2倍以上もある感じ。耐震、耐用年数を考えてのことだろうけど、その容積を考えると、さぞかし予算をつぎ込んだと思われるよね。

 さすが、国交省はお金の使い方が違うなぁ。

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 移動して「川治ダム」へと向かったよ。国道121号線を下り、右に折れて、トンネルと抜けたところにあるんだ。このトンネルも、前を通るたびに気になっていたんだよね。何しろ、出口に向かって、ものすごく真っ直ぐなトンネルなんだもの。

 「川治ダム」は1983(昭和58)年に完成した「アーチ式ダム」。黒部ダムと同じタイプってことだよね。こちらは、鬼怒川本流に造られているんだ。高さが140mもあって、下をのぞくと、吸い込まれそうな感じ。

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 川治ダムのダム湖は、「八汐湖」と呼ばれているみたい。

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 ダムをはさんで、管理事務所と川治ダム資料館が立ってるんだ。ダムカードは管理事務所でしかもらえないからご注意。スタンプラリーで押すスタンプは、両方に置いてあるのにね

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 「川治ダム資料館」は、どうやら日光市営の様子。

 どのダムも同じように情報提供してくれるんだけど、3つ回ってわかってきたことは、ここで貯水された水が、下流で、宇都宮のみならず、茨城県、千葉県でも水道水として取水されているってこと。

 千葉市界隈の水道水のもとは鬼怒川上流の国交省ダムにある、ということで、水を通した交流がずっと昔から行われているみたいだよ。以前は、ダム近辺の家庭一軒一軒に花鉢が贈られてきてたっていうから、何とも、素晴らしいお話。

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 あと、4つのダムには、かわいい2次元キャラクターが設定されていて、資料の説明に一役買っているよ。

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 そして4つ目の「川俣ダム」。こちらは、かなり山奥に入り込んだところにあったんだ。川治ダムから車で20分ほど走った上に、駐車場からさらに10分ほど、道を下ったところにあるんだ。

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 1966(昭和41)年に完成した、ここもアーチ式のダム。高さは117mと、川治ダムよりも低いけど、両岸に山が迫っているためか、はるかに高さを感じたよ。そして、周辺の紅葉との対比がまた美しいのだ。

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 人々が、紅葉に心ひかれる理由が、今回の旅でとてもよく分かったような気がするね。そして、それを感じるには、ある程度、歳を重ねる必要がある、ってこともね。

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 ここのダム湖は「川俣湖」。湖畔のハイキングマップが作られていて、この界隈を盛り上げようと、自治会ががんばっているみたい。

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 かくして、4つのスタンプが集まったので、オリジナルダムカードホルダーを川俣ダムの管理事務所でいただいたのだ。

 これが、ホルダーの中にも情報が書かれていて、カードを入れちゃうとそれが読めなくなるという代物。中に入れないで、カードとは別に持つしかないよね(笑)。

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