それは、この間、あいの風とやま鉄道の一日乗車券で朝日町泊を訪れた日のお話。乗車券は乗り放題だったから、黒部駅で降りて、富山地方鉄道本線の電鉄黒部駅まで街を歩いてみたんだよね。

 黒部駅前って、スイーツの店やホテルが少しあるだけで、造りは美しいんだけど、ちょっと寂しい印象。これが、電鉄黒部駅に近づくにつれて、だんだんとにぎやかな雰囲気に変わっていくんだ。

 歩いていて、ふと目についたのが、和菓子屋さん「昌栄堂」。なんでも『西瓜もなか』という黒部の特産品黒部すいかを生かした最中を考案したお店らしいね。どんな和スイーツなのか確かめたくて、入ってみたよ。

 この日購入したのがこちら。一緒にいちご大福も購入したのだ。

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88_31←富山のことを紹介するブログがあるよ。

 黒部すいかの形をなぞったみたいにだ円形の最中。『黒部西瓜』の文字が右から左へとかたどられているのに、歴史を感じるよね。

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 中に入ってるのは、確かに西瓜の香りが漂う、独特のこしあん。ドライフルーツにした西瓜もひとかけら入っていて、『西瓜もなか』の名が実にぴったりだったよ。この味は、ここでしか楽しめない逸品だったのだ。

 ボクが『西瓜もなか』を知ったのは、この日が初めてだったけど、もっと、有名になってもいいと思ったな。というか、この西瓜のあんこを使ったスイーツを、もっと考えたらよいと思ったのだ。洋風にあつらえたりしても、けっこう人気が出ると思うけどどうだろう?

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 一緒に購入した『いちご大福』もまた絶品。厩肥ではなく、餅にくるまれていたから、実に大福なんだけど、イチゴが大きくて、あんこもたっぷり入っていて、素晴らしき逸品。

 『いちご大福』って、店によってさまざまな表情を持っているから、どれを食べてもはずれがないと思うんだ。これを考え出した人って、神だよね。

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 この日は、桜餅もたくさん並んでいたけど、道明寺粉のものと、薄皮の生地のものとが両方あって、お好みを選べるようになってたよ。『道明寺』は関西風で、全国的にはこちらが主流みたいだけど、生地の方は関東風で『長命寺』とも呼ばれてるらしいね。

 どちらも、江戸時代に、お寺で始まったっていうことに、当時の日本の生活の様子がしのばれるんだ。

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 建物の横に「西瓜最中創庵」の看板。創庵、っていのは、創案を縁起よく書いたんだと思ったけど、あってる?

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