それは、大分・宮崎を旅した日のお話。

 高千穂巡りから、思ってたより早く延岡に戻ってきたボクには、宮崎に向かうJRまで、2時間ばかり時間の余裕ができたんだ。これは、街を歩いてみるしかないではないか。

 延岡は、旭化成の創業地で、工場群が軒を連ねる企業城下町。古くから発展している町で、老舗食堂と呼ぶべき店がいくつもあったんだ。このお店なんか、老舗感たっぷりでしょ。

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88_31←自分が知りたいのは富山のことだって人はここをタップするがよい

 年季の入ったバス停。バスには、たくさんの路線があって、けっこうな本数が走り回っているみたいだったよ。

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 「レーヨン」という名のバス停があったりして、きっと化学繊維レーヨンをつくる工場の前なんだと思うけど、こんなところが、いかにも旭化成の街って感じ。

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 橋の向こうには、工場の煙突。

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 橋の向こうには歓楽街もあったけど、まだ早い時間だから、開いてるはずもなく。結局、また橋を戻って、最初に見た老舗食堂を訪ねてみたんだ。

 やってきたのは「三共食堂」。何とも昭和なたたずまいだよね。

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 昼食には遅く、晩ご飯には早すぎる、といった時間帯だったけど、食堂に入ったからには何か頼まねばなるまい。注文したのは『焼きめし』だよ。みかんが添えられて登場。ソースも一緒に出てきたところを見ると、この界隈の人は、焼きめしにかけて食べるのだろうか。

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 これは確かに『焼きめし』の名こそふさわしい逸品。豚肉と玉子をふんだんに入れ、塩、胡椒だけでシンプルに味つけた一皿は、チャーハンではなく、まぎれもなく『焼きめし』だったのだ。ちょっとだけ入ったかまぼこも、富山県人的にはうれしい一品だね。

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 このお店、お値段が圧倒的にリーズナブルなんだ。焼きめしはもちろん、肉うどんもチキンライスも500円。オムライスやカツカレーが550円なんて、今の時代に信じられな〜い。具うどん(ってなんだ)350円とか焼酎300円とか、いずれの値段も驚くべきだよね。

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 たたずまいだってこんな感じ。まるでタイムスリップしたような気分になるよね。

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 ショーケースに並んだサンプルは、年季入りすぎ(笑)。

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 けっこうなお歳のお母さんがワンオペでやってるお店。いつかまた延岡に行くことがあったら、必ず寄りたいと思ったよ。