それは、大分・宮崎を旅した日のお話。

 幻想的なお宮さん「天安河原宮」を訪ねたのは、ちょうどランチタイムの頃。帰りのバスまで1時間ほど時間があったから、参道にあるカフェ「あまてらすの隠れcafe」で、お昼をいただくことにしたんだ。

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 まずは、地ビールをいただこうではないか。『太陽のラガー』は、「宮崎ひでじビール」を代表するピルスナー。スッキリした透明な飲み口と、クラフトビールらしいしっかりした旨味が同居した、さわやかなビールだったよ。全くもって素晴らしき地ビール。 

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 ランチにいただいたのは『高千穂牛ドッグ』。岩戸で焼かれたふわふわのドッグパンに、甘辛いソースで炒めた高千穂牛のスライスがたっぷりはさんであったんだ。この見た目からして、美味いに決まってる〜。そして、期待を裏切らない味わいなのだった。

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 ソフトクリームが多種多様にあったり、五峰窯という高千穂焼の窯元の焼き物が置いてあったりして、なかなかに個性的なお店。外国人もたくさん立ち寄っていくみたいだね。

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 そして、この店、がけに張り付くように建っているんだ。窓からは、はるか下の岩戸川が眺められて、胸のすく風景だったよ。

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 高千穂牛めん、高千穂牛ピザと、けっこうな高千穂牛押し。どれを食べてもきっと当たりだろうと予感させる、素敵なお店なのだ。

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 ランチをいただいたボクは、バスに乗って、再び「高千穂バスセンター」に向かったよ。途中に棚田の美しい風景があったんだ。

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 「栃又棚田」は、日本の棚田100選にも選ばれている、美しい棚田。何とも心を惹かれる風景だったよ。

 向かい側の斜面にも美しい棚田があって、そちらは「尾戸の口棚田」と呼ばれているらしいのだけど、間には、岩戸川が流れていて、深い渓谷をつくっているんだよね。

 対岸とこちら側では、昔は、行き来するのが難しかったと思われるよ。それぞれがお互いに相手の様子を見ながら棚田を切り開いていったんだろうか。決して豊かだったとは思えないこの場所にかける先人たちの思いが伝わってくる風景なんだ。

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 廃線になった高千穂鉄道の橋梁が、今でも残っていたんだ。この鉄道が元気なうちに来たかったなと、あらためて思ったよ。

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 かくして、「高千穂バスセンター」に到着。高千穂を十分に堪能したボクは、次のバスで延岡に戻ることにしたよ。発車までは、さらに1時間ほどの時間待ち。

 ちょっと小腹がすいたボクは、バスセンター近くにラーメン専門店があったことを思い出したんだ。天岩戸神社へ行くバスから目に入ったお店の名前は「あすからーめん」。これは、訪れてみるしかないよね。

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 注文したのは店名と同じ名前の『あすからーめん』。チャーシューが2枚に煮玉子がついた、鶏ガラベースのしょうゆラーメンだよ。

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 もちろん、高千穂の地酒もいただくのだ。『高千穂』は「高千穂酒造」がつくる麦焼酎。きりっとした飲み口が旨い焼酎だったよ。ロックで頼んだんだけど、なかなかの量を入れてくれたんだよね。

 そういえば、別府で麦焼酎をロックで頼んだ時も、グラスになみなみ入っていたな。この界隈では、ロックで飲む量が半端じゃないんだねぇ、きっと。

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 そして、この『あすからーめん』が、実に素晴らしき逸品。スープは限りなく透明で、それでいて鶏ガラの旨味がしっかり出ているんだ。

 このスープを味わうために、もう一度高千穂を訪れてもいいと思ったほど。ほどよく縮れた麺にこのスープをからめて食べれば、それはもう、極上の時間だったのだ。いやぁ、全くもって素晴らしい。

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 高千穂のラーメン好きに愛されてるだろう、素晴らしきお店に出会えてよかったぁ。

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 高千穂界隈には焼酎の造り酒屋がたくさんあるんだね。米とか麦とか素材も多彩。このお店にもずらりとラインナップされてて、見事だったよ。順番に味わっていきたいところ。

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 高千穂で素敵な時間を過ごしたボクは、路線バスに乗って延岡へと戻ることにしたのだった。

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 さらば、高千穂。

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