それは、大分・宮崎を旅した日のお話。

 別府鉄輪温泉には、「地獄蒸し」というグルメがあるというではないか。何でも、地面から噴き出る噴煙で、肉や魚や野菜を蒸し上げるらしい。温泉の熱で蒸すとうまみが凝縮して、普通に蒸すのとは違った味に仕上がるんだとか。

 かくして訪れたのは「地獄蒸し工房 鉄輪」。WEBページによれば「摂氏98度、100%地熱エネルギーの温泉噴気を利用した、別府鉄輪温泉では江戸時代いられていた伝統の調理法「地獄蒸し料理」を体験できる施設」だよ。

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88_31←自分が知りたいのは富山のことだって人はここをタップするがよい

 これが、工房の前にある蒸し窯。食材をかごの中に入れて10分ほど蒸せば、あっという間に食べれられるようになるんだ。これが、ホントに熱々で手袋とかしないと、かごが持てなくなるんだよね。

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 こちらが『魅惑のお一人様セット』。名前が何ともなんだけど、玉子、豚肉ちまき、別府温泉ぶたまんがついているから、まぁ、これにしてみたよ。さつまいもやコーンがほくほくに仕上がっていて、確かに絶品な仕上がり。

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 『ぢごく』の名入りのぶたまんが、とってもよかったのだ。蒸し上がりの味が違うのかどうかは何ともいえなかったけど、美味かったことには、間違いがなかったよ。

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 この「地獄蒸し」、海外にも進出しているみたいだね。ニュージーランドにあるロトルア市の市長が、いたくお気に入りになられたんだとか。

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 この日も、中国語や韓国語が店内を飛び交っていて、インバウンドに人気があることがよく分かったよ。10人ぐらいの大家族が何組もいたりして、そういう旅の仕方が文化なのかと思ったり。

 まぁ、鉄輪らしい、とってもいい体験。湯治宿の中には地獄窯を持ってるところがいくつもあって、自炊しながら過ごすこともできるんだとか。そんな風に何日か過ごすのもいいものだと思ったよ。

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 ところが、この「地獄蒸し工房 鉄輪」、地獄蒸し体験後、イートインはできるのだけれど、ドリンクは水だけなんだよね。

 かくなる上は、もう1軒訪れなければなるまい。訪れたのは「伊藤商店」という飲み屋らしからぬ名前のお店。「地獄蒸し工房」の向かいにある、魚屋さんがやってる居酒屋だよ。まずは、大分の麦焼酎『百助』をロックでいただこうではないか。おお、なみなみ入ってる〜。

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 メニューを見て気になったのは『大分名物りゅうきゅう』という一品。大分でとれた魚を、醤油、酒、みりんなどで作ったやや甘めのたれで和えた、大分の郷土料理だよ。ねぎや海苔を一緒にからめていただけば、富山では味わえない素晴らしき一皿だったんだ。

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 もう一品は『おばいけ』。ミンククジラの尾びれをスライスしてゆでると、縮んでふわふわした見た目になるんだって。酢味噌をつけていただけば、意外とシャキシャキしていて面白い食感。これも、富山ではなかなか見かけることのない逸品だよね。

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 大分では、麦焼酎や芋焼酎が盛んに造られているんだね。カウンターにずらりと並んだ一升瓶は、いずれも大分の地焼酎。2杯目はどれにするか、迷ってしまったのだった。

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 かくして、別府の素敵な夜を過ごしたのだった。

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