11月2日、3日、4日の3連休には、富山マラソンをはじめとして県内各所で実にいろんなイベントをやってるんだ。インドアなボクは、富山地鉄本線上市駅で「上市えきなか古本市」をやってる、っていううわさを聞いて、電車に乗ってやってきたよ。2日、3日の2日間開催だったみたい。

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88_31←ここに行けば富山の情報がいっぱいあるよ

 駅構内の通路に、何軒もの古本屋さんがぎっしりと本を並べていたんだ。たぶん、富山駅でやってる「BOOK DAY とやま」と、店の数ではそんなに変わんないと思うけど、スペースの広さが違う分、ぎっしり感も大きいんだよね。

 そして、古本市ならば、こんな風にせまいところにぎっしりある方が気分が出ると思うのだ。

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 電車で来た人には、500円のクーポンが配られていたから、何ともありがたい。

 この日購入したのは、博物学や幻想文学の作家として知られる荒俣宏さんの『帯をとくフクスケ』という、絵図に秘められたメッセージを読み解く1冊と、富山の歴史研究家、高瀬重雄先生の『北前船長者丸の漂流』。

 江戸時代に全国各地を交易に回っていた北前船は、時に、にわかに悪天候に見舞われると、強風の抵抗をしのぐ最後の手段として、帆柱を倒してしまうことがあったんだというよ。

 ただ、そうやって命を長らえても、その後は、潮の流れに身を任せるしかなく、誰かに助けてもらうまで漂流を続けたんだって。島に漂着した後、何年もその島で命をつなぐ話は、吉村昭さんの時代小説『漂流』にも見ることができて、小説とはいえ、実に壮絶な物語なんだよね。


 高瀬先生の著作は、1974年出版。西岩瀬を母港としていた北前船が遭難し、アメリカの捕鯨船に助けられた後の顛末と、その出来事を伝える加賀藩の秘蔵本などをもとに表した1冊みたいだよ。今となっては歴史の中に埋もれた事実を伝える、貴重な1冊だと思って買ってみたけど、価格がなんと300円だったから、あまりの安値にちょっと驚いてしまったな。

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 富山地鉄本線上市駅は、線路が行き止まりになっていて、上りの電車も下りの電車も折り返すという珍しい駅。駅から出たところで線路は、北行き(滑川方面)と西行き(富山方面)に分かれているんだ。

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 枕木を置いただけの簡単な車止め。

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 昭和な頃には、実に大勢の人が乗り降りしていたという上市駅。この日は、イベントのおかげで、とても賑々しかったけど、普段はどんな風なんだろうと思ったよ。

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