それは、この間、敦賀に行ったときのお話。いつもはずっと街歩きするんだけど、この日は、途中でにわかにふくらはぎに痛みが走ったのだ。帰りの新幹線までは、あと1時間足らず。歩けば駅まで30分ほどの場所だったけど、この痛みでは歩けないではないか。

 かくして、近くにあったコンビニの駐車場にタクシーを呼んで、敦賀駅まで乗ることにしたんだ。車で走ればわずか5分余りの道のりだったんだよね。でも、車窓からの富山とは違った風景を眺められて、それはそれで面白かったけど。

 せっかくなので、運転手さんに、おすすめの福井の地酒を聞いてみたよ。そしたら、教えてくれたのが『一本義』という勝山のお酒。

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88_31←ここへ行けば富山にくわしくなれるよね

 勝山市は、福井市から九頭竜川をさかのぼったところにある奥越前の街。あの福井県立恐竜博物館があるのも、この勝山市なんだよね。

 敦賀駅前の土産屋さんには、いろんな地酒が並んでいたから、おすすめを聞いておかなければきっとさぞかし迷ったことだろう。『一本義』にしても何種類も並んでいたからね。その中から選んだのは、『辛口純米酒』だよ。

 これがまた、さらっとした辛口で実に飲みやすい逸品。そのまま飲んでもよし、料理と一緒に飲んでもよしの、素晴らしき一本だったんだ。やっぱり、よいものは地元の人に尋ねるのが一番だね。

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 ところで、足の痛みなんだけど、タクシーを待ってる間にだんだん引いてきていて、新幹線に乗って富山についたころには、すっかり平気になっていたんだ。もっとも、敦賀駅まで歩けたかと問われると、それはちょっと難しかったかもしれないけどね。もういい歳なんだから、無理しちゃいけない、ってことかな(笑)。