それは、「石川県立美術館」に展覧会を見に行った日のこと。富山から乗ってきたバスを広坂バス停で下りたボクは、兼六園の裏手にある美術館へと歩いて向かったんだ。そしたら、広坂の下の角に、何やら賑やかなお宮さんがあったんだよね。

 屋台の店も出てるし参拝者もたくさんいるしで、どんな神社なのか気になったから、帰り道に寄ってみたんだ。お宮さんの名前は「石浦神社」。どうやら、石川県内で最も古い神社なんだそうな。

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88_31←ここへ行けば富山にくわしくなれるよね

 敷地は広くないけれど、造りは豪壮で古都金沢にふさわしい風格を漂わせていたよ。この神社、草創は、約2200年前と伝えられているらしいんだけど、日本で紀元前200年っていえば弥生時代だから、さすがにそれはちょっとねぇ。でも、古い神社であることは間違いないところ。

 祀られているのは、大国主命(おおくにぬしのみこと)を主神に、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)など7柱。始まったときには、三輪神社と号していたけど、江戸時代後期に今の場所に越してきて、明治時代の神仏分離令の頃に「石浦神社」の名になったのだというよ。

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 実は近頃、有名な神社仏閣へ出かけたときには、御朱印をいただいてくるようにしてるんだ。このお宮さんにも社務所があって、絶賛営業中の雰囲気だったから寄ってみたんだよね。そしたら、中には、この神社のオリジナルキャラグッズまで売っているではないか。これはなかなかに、すごいことだ。

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 こちらがこの神社の公式ゆるキャラ『きまちゃん』。「なにごとも丸くきまる」という石浦神社のご神徳から命名され、ゆるキャラグランプリにもエントリーしるんだとか。


 真っ白な体に烏帽子、つぶらな瞳と垂れた耳が特徴で、以前に神主さんの奥様が飼っていた犬とウサギがモチーフなってるんだって。きまちゃんは、神社境内のほか、金沢市内のあちこちに不定期で出没するらしいよ。

 そんな『きまちゃん』を眺めているうちに、あっという間に御朱印を書いていただけたのだった。

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 「石浦神社」には、京都伏見稲荷の御分霊が祀られた「広坂稲荷神社」もあったよ。広坂に沿って、伏見稲荷のような赤鳥居の参道が設けられていたんだ。

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 こういうのを見ると、ついつい通ってしまうよね。

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 かくして霊験あらたかな気分になった夕暮れだったよ。

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