南砺市井波が誇る古刹「井波別院瑞泉寺」。開基以来600年を過ぎるという古寺、瑞泉寺のまわりには、瑞泉寺と同じように歴史を感じさせる様々な史跡があるんだ。

 こちらは、市指定文化財の「黒髪庵」。瑞泉寺の表参道、八日町通りから曲がって少し入ったところにある、文化7(1820)年に建てられた史跡だよ。瑞泉寺の歴史の前にはずいぶん新しく感じるけど、建物自体はこちらの方がはるかに古くて、かれこれ200年。

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 庵の境内にある「翁塚」は、元禄13(1700)年に建てられたという、芭蕉翁にゆかりのある塚。こちらも、かれこれ300年。「黒髪庵」に囲われるまでは、むき出しだったのだろうか?

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 「翁塚と黒髪庵」のいわれを記した説明書き。「黒髪庵」というのは、北陸の松尾芭蕉を慕う人たちが、その心を不朽に残すために、寄進して建てたんだって。明治時代には「芭蕉堂」も建てられたっていうから、このエリアでは、俳句がずいぶん盛んだったんだね。

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 わびさびを感じる、おもむきある建物。

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 この空間には、確かに句会を行うにふさわしい空気が漂っていたよ。

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 それにしても、江戸の俳人、松尾芭蕉という人は、北陸のこんな片田舎の人々をも魅了した、江戸時代の巨匠だったんだね。

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 外壁もまた渋いのだ。

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 こちらは、瑞泉寺から少し東へと昇ったところにある「八幡神社」。

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 その奥には、「蚕堂」という蚕神を祀ったお堂があるんだ。この辺りでは、かつて、養蚕業が盛んだったんだね。

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 建立されたのは文久元(1861)年というから、江戸時代末期。

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 今は、囲い堂に包まれていて、ガラス窓を通して見ることができるよ。

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 神社の右手の高台に見えるのが、「蚕堂」。

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 神社の境内には、こんな巨木もあって、歴史の重みを感じるのだ。

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 神社のすぐ隣には、「白浪水」。

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 室町時代初期、南北朝の頃に、浄土真宗の拠点を求めていた蓮如上人が、清水が湧き出ているのを見て、この地に瑞泉寺を建てたんだって。「白浪水」は、その湧き水の跡ということだろうけど、

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 今は穴に溜り水があるだけで、さすがに湧いている風ではなかったよ。

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 600年の昔、ここに蓮如上人が立って「これもゆかりじゃ、ここに寺を建てませう」と言われたのかと思うと、それもまたロマンだよねぇ。

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 「白浪水」のお隣には、「高野山真言宗金城寺」。別名「なでぼとけ寺」というらしいこのお寺では、仏様にさわってお参りできるらしい。

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 木立の中から現れたのは、「松島大杉」。

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 瑞泉寺が築いた城郭「井波城」の正面に植えられたという杉は、悠久の時を見守り続けてきたんだ。

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