神岡から向こうの飛騨地方には、「濃飛バス」というバス会社が、かなり充実した路線網を持っていて、住んでいる人にとって、なくてなならない貴重な生活路線になっているよ。猪谷からバスに乗って神岡までやって来たボクは、そのまま「濃飛バス」に乗って、高山まで行くことにしたんだ。

 船津近くの「西里」バス停から乗ることにしたんだけど、次のバスまであと30分余りあったんだよね。ちょうど、目の前に酒屋さんがあったから、この界隈でしか味わえないお酒でもないかと思って入ってみたら、どんぴしゃりあったんだ。

 冷蔵庫に並んでいたのは、『HIDANO OKU BREWERY(ヒダノオクブルワリー)』のクラフトビールの数々。『クリームエール』『コーヒービター』『フランボワーズ』等々と何種類かあった中で、ボクが選んだのは『ペールエール』。

20220911_111433

88_31←富山のいろいろを知りたい人は、ここを見てね〜

 ボトルだけでは区別がつかないんだけど、よくよく見ると、ラベルに種類が書いてあったよ。手書きみたかったけど、1本1本書いてるのかな?それとも、手書き風印刷?

20220911_111315

 18世紀のイギリスで生まれた、今のビールの元祖に当たるペールエールは、見つけるたびにたのんでしまう、ボクのお気に入りのビールなんだ。ペールエールっていうと、ボクには、ちょっとぼんやりした優しい味わいのイメージだったんだよね。

 ところが、この「ヒダノオクブルワリー」のペールエール。最初の口当たりは優しいんだけど、あとに残るホップの苦味がかなりのインパクトになったビールだったんだ。どちらかというと、『IPA』の強い味に近い印象。これとは別に『IPA』のラベルもあったから、そっちはどれほど?って思うほどだったよ。

 まぁ、『IPA』だって、『インディア・ペールエール』の略だから、ペールエールの一種なんだけどね。そして、これはこれで、クラフトビール感をたっぷり感じさせてくれる、絶品の一本だったんだ。いやぁ、この店に入ってよかった。

20220911_111438

 この酒屋さん、「登林酒店」という名前だったんだけど、国道沿いに古いけど大きな看板を立ててたりして、どうやら昔からやってる、神岡では有名な酒屋さんではないかと思ったり。店内は、奥に向かって右半分が、お酒を置いているスペースで、多様なお酒が箱のまま積み上げてある個性的なレイアウト。

 左半分は、お菓子の箱がずらりと並べてあったり、

20220911_111949

 一番の奥のショーケースにはケーキがずらりと並んでいたりと、若干酒屋らしからぬラインナップで、これがまた個性的でいいなと思ったんだ。

20220911_111944

 入り口すぐわきの冷蔵庫には、たくさんのサンドイッチが並んでいたよ。ラベルには、「登林酒店」の文字が入っていて、どうやら、この店で作られた品々のもよう。フルーツサンド以外にも、カツサンドとかツナサンドとかも並んでて、豊富なラインナップだったよ。

20220911_112002

 お店の壁には、「BAKE SHOP」の文字が貼られていたんだけど、なるほど、焼き菓子の店というのもこの店の看板の一つだったのかと思うと、店内に、焼き菓子の箱やケーキやサンドイッチが並んでいたことも、なるほどなっとく〜、と思ったんだ。

20220911_112156

 かくして、バスの待ち時間は、あっという間に過ぎたのだった。