この日は、旅に出たくなったんだよね。かくしてやって来たのは、富山駅。あいの風とやま鉄道の上りホームは、なぜか1・3番線になってるってことは知ってる?ホームの西に向かって歩いていくと、切れ込むように2番線があるんだ。

 JR富山駅時代にも、同じように、3番線の西奥に短いホームがあって、西3番線ホームと呼ばれていたよね。そして、昔も今も、この切れ込んだホームから出発するのは、高山本線の普通列車。この列車に乗って、終点の猪谷まで行ってみることにしたんだ。

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88_31←富山のいろいろを知りたい人は、ここを見てね〜

 高山本線は、猪谷駅で、JR西日本とJR東海がつながっているから、普通列車は、それぞれ猪谷駅までしか行かないんだ。だから、普通列車で富山から高山まで行こうと思う人は、猪谷で乗り継ぐことになるんだよね。

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 高山線の列車は、運転席が車幅の半分しかないんだ。右半分は、お客さんが乗れるスペースになってるんだけど、ここに立てば、運転席にいるような気分で前の車窓の風景を見ることができるよね。

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 青空に吸い込まれるように線路が続いていたよ。真っ直ぐに続く線路っていうのも、旅心を誘うよね。こんな風景を楽しめるところが、高山線車両の素敵なところ。

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 かれこれ40分余りで、猪谷に到着。かつては、神岡に向かう、その名もJR神岡線が分かれていた分岐駅だけど、その神岡線が第三セクターの神岡鉄道となり、結局は廃線となって、今の猪谷駅は、単なる山あいの小さな県境の駅となってしまったね。

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 おんなじJRだけど、「にれはら」と「すぎはら」は会社が違うのだ。地名も似てるのに。

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 駅舎はいつごろできたものなのだろうか。とっても、昭和感の漂う造りだよね。

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 JR東海の車両があとからやってきたよ。JR西日本とJR東海の車両が、同じホームに、向かい合わせで止まっているのが面白い。

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 この猪谷駅から、神岡行の濃飛バスが走っているというではないか。かつては、鉄道だった猪谷−神岡間が、今では路線バスで結ばれているという話。これは乗ってみるしかあるまい。

 1日数本のバスだけど、かつて地鉄と濃飛バスが共同で走らせていた富山ー神岡間の路線が休止になってしまった今、この路線があることは、公共交通機関で移動する人にとっては、ありがたいお話だよね。

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 バスは、国道41号線を神岡に向かって、ひたすら走って行ったよ。何度も走って見慣れた風景のはずなのに、自分で運転しないと、周りの景色もずいぶん違って見えるものだと思ったな。対岸にけっこう家や、時には集落もあるんだと感じたんだ。

 飛騨市では、神岡鉄道の路線跡を利用して、レールマウンテンバイクで走れるようにしているんだ。バスは、その渓谷コースの駅である「ガッタンゴー漆山駅」のすぐ横まで、川を渡って乗り入れて行ったりして、なんだかとっても面白い。

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 かくしてバスは、神岡の中心部、船津にある「西里橋」に到着。ここで降りて、付近を散策することにしたんだ。猪谷からここまで乗って、なんとたったの200円。鉄道時代よりも、はるかに安い料金ではないかと思ったり。とっても、素敵なバスの旅だったよ。

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