「道の駅 スカイドーム神岡」の駐車場に、なんだか気になる案内表示を見つけたんだ。「国史跡 江馬氏城館跡」って、いったいなんだろ、そういえば、この前来た時にも気になってたんだよな、と思って、この日は、行ってみることにしたよ。どうやら、室町時代末の城館の跡が発掘されていて、その礎石の上に建物を復元したみたい。

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88_31←富山のいろいろを知りたい人は、ここを見てね〜

 史跡は、けっこう広い目の公園になっていたよ。江馬氏館跡の庭園が、国名勝に指定されているもよう。

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 公園入口の建物からは、奥飛騨の山々を見晴るかすことができるんだ。

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 江馬氏、というのは、室町時代から戦国時代にかけて北飛騨を治めた武将。平氏の末裔とも、鎌倉幕府執権北条氏の一族ともいわれてるけど、その出自はよくわかっていないのだとか。本能寺の変が起こった天正10年、飛騨の覇権を狙って南飛騨の姉小路氏と戦うも破れ、その力を失ったんだって。

 その江馬氏が住む城館が建てられてたのが、この場所なんだね。

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 城館の敷地は、堀や塀で周りから仕切られていたらしい。

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 今掘り出されているのは、『西堀』の跡だけみたいだよ。

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 再建された門をくぐって、建物へ向かったよ。

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 再建された建物は、『下館』と言って、来客等を迎えるスペースだったらしいよ。領主が生活する『上館』のあった場所は、さらに山手にあって、現在は、多くの民家がその上に建っているのだとか。

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 再現された『月見台』。

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 庭に面して、座敷が連なっていたよ。

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 そして、その座敷から眺める庭。ここに並んでいる石は、発掘で掘り出された、室町時代に配置された石なんだって。当時の庭園の様子がそのままわかるということで、国名勝に指定されたんだっていうよ。

 くぼみは池のようだけど、水ははられてなかったのだとか。水の代わりに、苔を張り巡らしていたんだろうと予想して、再現されてるみたいだよ。

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 柱越しに見る庭園は、とても風情のあるおもむきだったな。

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 建物は、寝殿造りの様式を取り入れて再現してあるから、庭に面した障子を守る雨戸も、蔀戸(しとみど)という、天井から吊り下げる形式にになっていたよ。

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 その奥には、室町時代の武士の生活様式『書院造り』も再現されていたな。

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 床の間の横にしつらえた『違棚』。

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 左には、『武者隠れ』の小部屋も造られていたよ。

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 下館の前は、広いスペースになっていたよ。ここに控えて面会を待っていたのだろうか。武士が勢ぞろいしたのも、このスペースだろうね。

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 玄関から続くスペースからも、礎石が発掘されているよ。その上に、床部分だけは再現されていて、どんな建物だったか、想像できるようになっていたよ。

 この奥の民家があるところに、上館が建っていたみたい。

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 一番左の広い床面には、台所があっただろうと考えらえれているみたい。

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 4月のはじめのことだったから、駐車スペースの端には、除雪した雪が残っていたんだ。その雪が陽に照らされてどんどん溶けていってて、ああ、春が来たなぁ、とつくづく思った午後だったよ。

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 こちらが城館公園のパンフレット。

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 入場料は200円。管理してる方にお願いしたら、説明もしてもらえるよ。皆さんも、一度行ってあげてね。

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