この日は、「J-MAXシアターとやま」に映画を見に行ったんだ。見てきたのは、この映画。「大怪獣のあとしまつ」だよ。東映と松竹という2大映画会社が初めてタイアップして制作した、っていう映画だけど、見てきてからネットの口コミを見たら、「世紀の駄作」の誉れ高き状態になっていてビックリ(笑)。

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 どんな話かといえば、公式WEBにはこんな風に書いてあったよ。

−人類を未曽有の恐怖に陥れた大怪獣が、ある日突然、死んだ。
 国民は歓喜に沸き、政府は怪獣の死体に「希望」と名付けるなど国全体が安堵に浸る一方で、河川の上に横たわる巨大な死体は腐敗による体温上昇で徐々に膨張が進み、ガス爆発の危機が迫っていることが判明。

 大怪獣の死体が爆発し、漏れ出したガスによって周囲が汚染される事態になれば国民は混乱し、国家崩壊にもつながりかねない。終焉へのカウントダウンは始まった。しかし、首相や大臣らは「大怪獣の死体処理」という前代未聞の難問を前に、不毛な議論を重ね右往左往を繰り返すばかり・・・。

 絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理という極秘ミッションを任されたのは、数年前に突然姿を消した過去をもつ首相直轄組織・特務隊の隊員である帯刀アラタだった。そして、この死体処理ミッションには環境大臣の秘書官として、アラタの元恋人である雨音ユキノ(土屋太鳳)も関わっていた。

 果たして、アラタは爆発を阻止し、大怪獣の死体をあとしまつできるのか!?
 そして彼に託された本当の〈使命〉とは一体!?


 とまぁ、これだけ読んだら、けっこうなSFっぽい設定で『シン・ゴジラ』のようなリアリティあふれる大作をイメージしちゃう人もいると思うな。しかーし、この映画、監督が『時効警察』の脚本・演出の三木聡さんとくれば、一歩引いた笑いのあふれる映画となるに決まっているではないか。

 てか、ボク的には、見に行く前の知識が、監督がどんな人かって話だけだったから、この映画もむしろそういう映画だと思って見に行ったんだよね。

 かくして、この日も黒いストームトルーパーがお出迎え。

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 この日は、けっこう広めのシアターで、お客さんの入りもなかなかだったよ。そして、お話はといえば、これはギャグだよね、という場面が随所に出てくるんだけど、笑う感じではないよなぁって思えて、それがなんだかおもしろい、っていう、それこそ引いた笑いが満載だったよ。ヒューっと、風が吹くのが、聞こえてくるのがおもしろい、といった感じ。

 濱田岳さんとか山田涼介くんとかは、とてもシリアスに演じているけど、西田敏行さん演じる総理大臣をはじめ内閣の皆さんは、実にドタバタを(それはそれで真面目に)演じている、っていうところとか、三木節たっぷりの映画になってると思ったな。この映画は、そこを理解して見に行くものだと思ったよ。

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 結末はいわないでほしい、って、山田涼介くんや土屋太鳳さんが番宣でいってたけど、まぁ、それは確かにいえないよねぇ、っていう結末だったとだけ記しておこう。

 ボク的には、『シン・ゴジラ』を公開し、現在は『シン・ウルトラマン』を制作している東宝の向こうを張るには、東映・松竹はこうするしかなかったんだろうなと思ったり。そしてそれは、昭和時代、『ゴジラ』で一世を風靡した東宝に対してなすすべもなかった2社が、現在なしえる精いっぱいの抵抗なのだろうと思うのだった。

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